『ウマ娘』BDでも歴史的記録を達成! オタクは“ミーハー”に成り下がったのか? | NewsCafe

『ウマ娘』BDでも歴史的記録を達成! オタクは“ミーハー”に成り下がったのか?

芸能 まいじつ/entertainment
『ウマ娘』BDでも歴史的記録を達成! オタクは“ミーハー”に成り下がったのか?


『ウマ娘 シンデレラグレイ』3巻(漫画:久住太陽、脚本:杉浦理史、漫画企画構成:伊藤隼之介(原作:Cygames))



ここ最近になって、いわゆるオタクコンテンツの界隈で歴史的な記録が立て続けに樹立されている。先日発売されたアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』のBDが、『新世紀エヴァンゲリオン』を超える歴代トップの売上を叩き出したのだ。


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話題になっているのは、5月26日に発売された『ウマ箱2』第1コーナー。アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』の第1話~第4話を収録したBD-BOXの第1弾で、さまざまな特典も封入されている。


そんな『ウマ箱2』が発売後2週目で、約16万7000枚という驚異的な売上に到達したとのこと。これまでTVアニメの販売枚数は『新世紀エヴァンゲリオン』の約13万枚が歴代トップだったのだが、この記録を『ウマ箱2』が軽々と超えていった。


現在『ウマ娘』は、アプリ版がセールスランキングのトップ常連になるほど絶好調。その上『ウマ箱2』には、ゲーム内アイテムを貰えるシリアルコードがついているので、ある程度の売上を記録するのは必然だった。しかしかつて社会現象にまでなった『新世紀エヴァンゲリオン』を超えるほどのコンテンツなのだろうか。ネット上では、オタクの〝イナゴ化〟が背景にあるとも指摘されている。


「オタク」という言葉の変容


以前からオタク界隈では、流行りものに飛びついて消費していく〝にわか〟な人々を、イナゴと呼んで揶揄してきた。というのも、それこそエヴァの頃の「オタク」は、ほとんど「サブカルチャー愛好家」と同義語。つまりあまり世間では周知されていないマイナーなコンテンツに価値を見出し、流行りものに飛びつく大衆を冷ややかな目で見る傾向があった。


しかし、今ではアニメも漫画もゲームも、人が多いところに人が集まる時代に。『ウマ娘』だけでなく、最近は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も日本の歴代映画でトップの興行収入を記録していたが、こちらも〝オタクのイナゴ化〟が顕著に現れている例なのだという。


とはいえ、昔からオタク界隈の外側では同じことが行われてきた。たまごっち、アムラー、ハリーポッターなどなど… 話題のコンテンツには人々が群がるものなのだ。そうなると昨今のオタクコンテンツの好調は、アニメやゲームが〝オタクだけのもの〟ではなくなってきているからだと考えられる。かつて、たまごっちやハリーポッターに群がっていたような一般の人々が、今はNetflixやAmazonプライムなどでアニメを見ているだけのこと。ファンの分母が増えれば、バズった時に売上が伸びるのも当然だ。


そのためアニメやゲームをひっくるめてオタクコンテンツと呼ぶのも、今やもう時代遅れ。また何もしなくても多くの情報が入ってくる現代では、隠れた名作も生まれづらいだろう。今後「オタク」という称号は、どのコンテンツを消費するかではなく、コンテンツの〝消費の仕方〟を表現したものとなりそうだ。


文=大上賢一

写真=まいじつエンタ


《まいじつ》

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