【プロ野球2021プレビュー】広島、王座奪還か低迷期再びか 新戦力で投打の底上げ狙う | NewsCafe

【プロ野球2021プレビュー】広島、王座奪還か低迷期再びか 新戦力で投打の底上げ狙う

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【プロ野球2021プレビュー】広島、王座奪還か低迷期再びか 新戦力で投打の底上げ狙う

2016〜2018年のリーグ3連覇から2年連続Bクラスとなった広島。5位という順位は、1990年代後半から長らく続いた低迷期の定位置だったポジション。2年目を迎える佐々岡真司監督のもと仕切り直しとなる今季は、チームにとっても分岐点のシーズンになりそうだ。



2020年のセ・リーグ順位



◆広島の新助っ人・クロンは“エルドレッド2世”? データから浮かぶスラッガーの資質


■2年連続で“一本釣り”に成功



広島の主な新戦力



投手陣が崩壊状態になった昨季を踏まえ、オフの補強は投手中心となった。


ドラフトでは支配下選手6名中5名が投手で、新外国人も左右2名の投手を獲得した。ドラフト1位の栗林良吏は、最速153キロの速球と多彩な変化球で、都市対抗などで活躍した即戦力右腕。他球団もマークしていた中でドラフト時に単独指名となったのは、前年の森下暢仁と酷似している。ルーキーイヤーから10勝3敗、防御率1.91の好成績を残した森下に続き、2年連続の新人王誕生の期待もかかる。さらに2位指名の森浦大輔、3位指名の大道温貴は、ともに大卒投手。左の技巧派と右の本格派は、1年目から1軍での活躍が期待され、春季キャンプでの紅白戦でも好投して評価は上々だ。


新外国人では、先発タイプの右腕・ネバラスカスと救援左腕のバードを獲得。2人ともコロナ禍での来日遅れで開幕1軍も厳しい状況になってきたが、長いシーズンの中で必ず貢献し、フランスアなど既存の外国人選手の刺激にもなるはず。場合によっては、育成2年目のドミニカン右腕・コルニエルが支配下登録の可能性もある。


野手では、2019年に3Aで38本塁打を放って本塁打王となったクロンを獲得した。外国人選手が苦戦する外の変化球を克服できれば、日本での7年間で133本塁打を記録したエルドレッドの再来と言える活躍を期待できる。昨季15本塁打以上を放ったのが鈴木誠也のみというチーム状況的にも、クロンの長打力は非常に重要だ。


■投手陣は故障者と実績組の復調がカギ



広島の主な投手の昨季成績



昨季は開幕から中盤戦までクローザーが固定できず、後半戦は先発陣に故障者が続出した。今季は3連覇に大きく貢献したK・ジョンソンが退団したが、2年連続開幕投手を務めた大瀬良大地が右ひじ手術から復帰し、昨季圧巻の成績で新人王の森下、プロ8年目で初の規定投球回に達して殻を破った九里亜蓮、熟練の投球で安定感抜群の野村祐輔、さらには遠藤淳志中村祐太床田寛樹らの若手・中堅組など、先発の頭数は揃っている。他にも2017年の15勝からリリーフに降格となった薮田和樹も先発復帰を希望し、トミー・ジョン手術から復帰した大型左腕の高橋昂也もローテ入りを狙っている。


リリーフ陣は、昨季は塹江敦哉ケムナ誠島内颯太郎の150キロトリオが台頭したが、まだまだ経験値という点で不安があり、昨季に抑え抜擢の期待を裏切った一岡竜司菊池保則、3連覇時に勝ちパターンを担った中﨑翔太今村猛らの復権が望まれる。クローザーはフランスアが有力だが、コロナ感染で出遅れの可能性もあり、ドラ1ルーキー栗林の抑え起用の可能性もありそうだ。


■強力打線の復活は新外国人の打棒次第



広島の主な打者の昨季成績



 一方、昨季、チーム打率(.262)、得点(523)ともにリーグ2位の打撃陣は今年も健在だ。今や唯一無二の存在になりつつある鈴木誠也を中心に、3連覇を支えた田中広輔菊池涼介の二遊間コンビも円熟期に入り、特に田中広は右ひざ手術からの完全復活が見込まれる。この3人に加え、高い打撃技術の西川龍馬が右足首手術から順調に復帰すれば上位は固まる。下位も昨季復活を遂げた堂林翔太や、松山竜平長野久義と実績のある選手が揃う。


會澤翼坂倉翔吾を中心に、磯村嘉孝中村奨成らを含めた捕手争いも注目で、どの選手も打撃力が高いのが強みだ。新外国人のクロンが5番に定着できれば、3連覇時に勝るとも劣らない強力な打線になる。


レギュラー以外でも、育成から定位置争いに加わった大盛穂や1年目から存在感を見せた宇草孔基、万年ブレイク候補の野間峻祥など、機動力を使える若手も豊富で、4年ぶりに復帰した河田雄祐ヘッドコーチの手腕にも注目。再びマツダスタジアムに多くの歓喜を生むことができるか。勝負の佐々岡体制2年目のシーズンが始まる。


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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB


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