【衝撃】大人になってアニメ『美味しんぼ』を真剣に見てみたら思てたんと違った →「大原社主がサイコパス」「栗田さんが腹黒い」など | NewsCafe

【衝撃】大人になってアニメ『美味しんぼ』を真剣に見てみたら思てたんと違った →「大原社主がサイコパス」「栗田さんが腹黒い」など

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【衝撃】大人になってアニメ『美味しんぼ』を真剣に見てみたら思てたんと違った →「大原社主がサイコパス」「栗田さんが腹黒い」など

【衝撃】大人になってアニメ『美味しんぼ』を真剣に見てみたら思てたんと違った →「大原社主がサイコパス」「栗田さんが腹黒い」など


突然だが、あなたは小学校低学年の頃のことをどれくらい覚えているだろうか。私(中澤)は2020年で38歳になったが、小学校低学年以前の記憶はもはやニュアンス程度しか残っていない。その超うろ覚えのものの1つに『美味しんぼ』がある


言わずと知れたグルメマンガだが、私は約30年前にアニメで見たっきり。しかも、小学校低学年だったので、ほぼ「海原雄山が怖い」というイメージしかない。そんなアニメ『美味しんぼ』のデジタルリマスター版がNetflixで配信されていた。そこで約30年ぶりに見てみたところ……思てたんと違うー!!


・『美味しんぼ』のイメージ
まず私が覚えているアニメ『美味しんぼ』のニュアンスは以下の通りだ。


・海原雄山がすぐ怒る
・主人公の山岡士郎とお父さんの海原雄山が料理のことで勝負する
・その勝負は「究極対至高」って言われてたような気がする
・ヒロインの女の子がおおらかで優しい感じの平和なキャラ
・3人いる上司キャラの1番下の人がキャンキャン吠える


──正直、話自体を覚えているのは1話だけで、確か山岡が古い土鍋で何も入れずに雑炊を作ったら鍋から出汁が出る話があった。陶器から出汁が出るというのが子供心に衝撃だったため覚えているが、逆に言うとそのシーンしか覚えていないと言っても過言ではない。


・大人ってこんな感じか
また、キャラの名前で覚えているのは海原雄山と山岡だけ。ただし、海原雄山に関しては、キャラクターまでかなりちゃんと覚えている自信がある。権威を持ってて、ウザ絡みが半端ないんだけど筋が通ってるじいちゃんだったはずだ


社会人主体の話であるため、海原雄山以外、登場人物はみんな普通だった記憶がある。当時、「大人とか会社ってこんな感じかー」と思いながら見ていた。


しかし、実際に今、真剣に見てみると思てたんと違った。大分違った。20話まで視聴してみて衝撃を受けたポイントベスト3が以下である。


・思てたんと違うポイント1「ヒロイン栗田さんが腹黒い」
私がおおらかで優しいと覚えていたヒロインは栗田さんという名前。栗田さんは確かにパッと見おおらかで優しいが、山岡はじめ、色んなものを心の中でディスっている。しかも、それがたまに声に出ている。


中でも絶好調なのは前述した鍋回「土鍋の力(11話)」だ。成り上がりの社長にこだわりの金の鍋を見せてもらった時、栗田さんはとても良い笑顔で心の中で「典型的な成金根性」とディスる。さらに、古い土鍋が登場した時は「汚らしい土鍋」と普通に言ってもうてる。一体どんな土鍋なら満足なのか? まさに栗田さん無双である。


しかし、腹の中で色んなことを思いつつも、優しくハツラツとしているのはイメージ通り。明らかにダメ人間で実際会社にいたら誰も話しかけないだろう山岡にも興味を持って絡んでいくところなんて天使と言わざるを得ない。今だから分かる。栗田さんは相当デキ女だ。


・思てたんと違うポイント2「大原社主が異常」
3人いる上司キャラのトップが大原社主だ。海原雄山以外みんな普通だったと覚えていたが、大原社主の怒らなさは異常である。並みの人格者であれば、1話で山岡にブチキレているに違いない。


なにせ、自分が用意した料亭の会食の席で、1番下っぱが食べた後の皿を次々と畳の上に投げ捨てていくのだから。この時の山岡には、部外者である私ですら「せめてお膳に戻せよ」と思わずにはいられなかった。しかも、大原社主は無視されそうになっている。


しかし、怒ったり注意するようなそぶりを全く見せず話を聞く大原社主。これをはじめ、「普通キレるだろ」というシーンでも常に穏やかな表情だ。温厚すぎるだろ……! その穏やかすぎる表情はいっそサイコパスと言われた方がしっくりくる。


そんな大原社主が珍しい表情を見せるのが第14話の「横綱の好物」。大事な横綱の後援会で出す鍋を山岡に中断された大原社主は、「山岡のヤツ! 一体どうして!?」と声を荒げる。


しかし、このシーンでも怒っているというか焦っている感じ。結局、理由があったので山岡に怒ったりはしない。普通なら「連絡くらい入れろ」とガチギレしてもおかしくないと思う


・思てたんと違うポイント3「海原雄山は今なら炎上してる」
ウザ絡みするが筋だけは通すと覚えていた海原雄山。しかし、実際はいちゃもんみたいな理由でありえないことをしでかす。海原雄山のありえないエピソードは枚挙に暇がないのだが、マジこいつありえねぇなと思ったのは、第10話の「料理のルール」での行動。


フランスの有名料理店の銀座出店のレセプションパーティーに招かれた海原雄山は、料理のクオリティーではなく、フランス料理自体をこき下ろす。さらに、料理に使われている鴨をその場でわさび醤油につけて食べ始める。いや、お前フランス料理店のレセプションに何しに来たんだよ……!?


料理の文化は招かれた時点で分かってるんだから嫌なら行かなければいい。海原雄山は陶芸家なんだし、権威もあるから、それで食いっぱぐれることもないはずだ。今だと炎上してもおかしくない常軌を逸した嫌がらせである。まあ、作中でもやっぱりありえなかったみたいで、最終的に山岡に黙らせられるわけだが。


──以上。他にも登場する社長が山岡にブチ切れているはずなのに、「本物を教えてやるから付き合ってもらおうか」と言うとみんな絶対ついて来る “社長付き合い良すぎ問題” や、第6話「幻の魚」での “サバディスられすぎ問題” などが引っかかった。


にもかかわらず、20話まで視聴したのはシンプルに面白かったから。あれから30年。現在は私も社会人となった。思っていたのとは違ったが、成長と共に面白みが変化して色んな楽しみ方ができる『美味しんぼ』はやはり名作と言えるだろう。21話以降も楽しみだ。


参考リンク:Netflix「美味しんぼ」
執筆・イラスト:中澤星児


《ロケットニュース24》

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