犬が後ずさりをすることがあるのはどうして?2つの理由と対策を紹介! | NewsCafe

犬が後ずさりをすることがあるのはどうして?2つの理由と対策を紹介!

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 犬が後ずさりをすることがあるのはどうして?2つの理由と対策を紹介!

犬が後ずさりをする意味とは?



何かにおびえる犬

Leonid and Anna Dedukh/shutterstock.com



愛犬の様子を観察していて、なんだか後ずさりをするようになったんだけど、これってどうゆう意味!?って不思議に思ったことがありますか?


人間でいうと後ずさりをするときは何かに怯えているときとか、逃げ出したいときなどでしょうか。普段の生活ではめったにする行動ではありませんが、感情的な反応の一つとして後ずさりをすることがあります。


では犬が後ずさりをしているときには、どんな心情のサインが隠れているのでしょうか?またその他にも後ずさり行動の原因があるのかどうか、調べていきたいと思います。


犬の後ずさりには2つの理由と原因がある


基本的に犬も人間も常に前に向かって動きます。目が正面についていますし、前に進むことが基本です。


でも愛犬を観察していて、後ずさりすることがあるなぁと感じたことがあるかもしれません。どうして後ずさりをするのでしょうか?言葉を話さない犬だからこそ、その理由をちゃんと理解してあげたいものですよね。


そして後ずさりの理由を理解することには、心情を理解するということ以外にも大切な理由があります。


じつは犬の後ずさり行動の原因には、感情的な理由のほかにも病気が関係していることがあるそうです。病気が関係しているのであれば、これは病院で診断してもらい適切な治療を受ける必要があります。


それで、後ずさり行動には大きく分けて2つの原因があるということをまず覚えておきましょう。1つが感情的な理由、そしてもう1つは病気が関係している可能性があるということです。


どちらが原因となって後ずさり行動をしているのかを見極めるためには、毎日の愛犬の行動をよく観察するとともに、他にも見られる行動や症状、そして環境を総合的に見て判断する必要があるでしょう。


では、一つ一つ考えられる原因について見てみましょう。


感情的な理由で後ずさりする場合



後ずさりをする犬

alexei_tm/shutterstock.com



後ずさり行動の原因として考えられることの1つとして、感情的な理由があります。どのような心境ゆえに後ずさりという行動が反応として出ているのでしょうか?


怖がっている


犬が恐怖を感じている対象がある場合に、後ずさりをすることがあるようです。例えば突然目の前に大きなものが表れたり、今まではそこになかったものが置いてあったりするとき、そこに行こうとすると後ずさりをすることがあります。


とくに臆病な性格の犬にとっては、以前に感じた恐怖を思い出させるような場所や時には後ずさりをすることがあるようです。以前の恐怖体験がトラウマになっていて、同じような状況やものに対して後ずさりをします。


例えばうちの犬の場合、買い物袋なんかも恐怖の対象となりました。以前にスーパーで買い物をいっぱいして、買い物袋いっぱいにお野菜などを詰め込んでいました。その買い物袋をいつものように台所の床に一旦置いておきました。


いつもなら何ともないうちの愛犬でしたが、その買い物袋に近づいたときに中身が崩れてしまい、バラバラ!ガシャンガシャン!と目の前で溢れてしまったのです。それに驚いた愛犬は後ずさりをしてとても吠えたてました。


それ以来、買い物袋を床に置いておくと怒ります。「危険だよ!」と知らせてくれるんです。遊んでいて買い物袋がそこにあることを見ていなくて、ふとしたときに近づいたときにそこにトラウマになっている買い物袋があることに気づくと、とっさに後ずさりをして吠えます。


恐怖を感じている時って人間も後ずさりをすることがありますよね。とっさの行動です。犬も危険なものから少しでも距離を取ろうとするんですね。


不安の表れ


恐怖を感じているとまではいかなくても、不安な気持ちゆえに後ずさりをすることもあるようです。


例えば、大好きなお散歩中にいつものコースで工事をしていることってありますよね。いつもならなんでもない道でも、工事現場に近づこうとしたときに大きな音などがすると、後ずさりをすることがあります。


びっくりしたり警戒したりして、その場所に不安を感じたのでしょう。その後も工事現場に近い道を通るのを嫌がるかもしれません。何かに対して不安を感じたとき、身を守るためにちゃんと距離を取ろうとするわけです。


苦手な人がいる


犬は大好きな飼い主さんのところには喜んで行きますよね。自分の大切なおもちゃを持ってきたり、いつもどこか体をくっつけるようにして寝ていたり、遊んで♪遊んで♪と飼い主さんに近づこうとします。


でも、嫌いな人あるいは苦手な相手には距離を取ろうとします。それでまだ信頼していない人、あるいは不安に感じている人が自分に近づこうとするときに、後ずさり行動をすることがあります。


大好きな人や信頼している人に見せる行動や姿と、苦手な相手に見せる行動や姿ってまるで違います。信頼している大好きな人に対しては表情もとてもやわらかく、お腹をみせたり尻尾をふったりしながら近寄ってきます。


一方で苦手な人に対しては固い表情で尻尾は垂れています。そして相手が近づこうとすると後ずさりをしたり、最後には威嚇ポーズで吠えたりすることもあります。後ずさり行動は相手をまだ信頼していない、苦手だと感じているということの表れのときもあるんです。


怒られている


怒られているときにも後ずさり行動をすることがあるようです。当然のことながら、犬は自分が飼い主さんに怒られていることがわかっています。


犬は人の感情を読むことにとても敏感です。もし叱っているときに愛犬が後ずさりをすることがあるなら、それは飼い主さんの怒りがとても伝わっているということなのかもしれません。


病気が原因で後ずさりする場合



病気で後ずさりする犬

Igor Chus/shutterstock.com



後ずさり行動の原因のもう一つは、病気が関係しているということです。何かの状況に対してふと見せる後ずさり行動というのではなく、普段何気ないときに後ずさり行動がみられるというときには、この病気の可能性も考えてみることができるでしょう。例えばどんな病気の可能性があるのでしょうか?


てんかん 


まず考えられるのがてんかんです。犬にもてんかんってあるんですね。てんかんというのは、脳内の神経回路がショートしてしまい発作が起きる病気です。脳の病気ということで、脳から正常な指示を送ることができず、体を正常にコントロールできなくなります。


犬では100頭に1頭ほどの確率で発生しています。てんかん発作は一度だけでなく、繰り返し起こる病気です。どのくらいの頻度で発作が起きるかというのは個体差があります。毎日発作が起きることもあれば、なんと1年に1度ほどのこともあるようです。


でもほとんど毎回、同じようなてんかん発作を起こします。また発作は進行している可能性があります。どのような症状が見られるのかというとけいれんや嘔吐、そして後ずさりという行動が見られることがあります。


てんかん発作には、意識が残っているけど体の一部分が痙攣する部分発作があります。これが原因で後ずさりのような行動がみられているという可能性があるわけです。


ちなみに全身が痙攣していて意識がない全般発作というものがあります。この場合、意識を失い倒れ、痙攣をおこします。でも犬自身は意識がありませんから、苦しいと感じているわけではありません。


もし後ずさり行動や痙攣が見られるということであれば、一度病院で検査してもらうことをおすすめします。愛犬の後ずさり行動が気になっていた飼い主さんが、病院に行ったらてんかんであると診断されたということもあるようですので、気になるときはぜひ一度医師に相談しましょう。


椎間板ヘルニア


椎間板ヘルニアは特に胴長短足の犬種が発症しやすい疾患です。例えばミニチュアダックスフンドやコーギーなどは気を付けるように飼い主さんは言われることがあるでしょう。とはいえ椎間板ヘルニアはその他の犬種にも見られます。


椎間板ヘルニアは、骨と骨との間にある椎間板が飛び出してしまうことで痛みや麻痺がおこる病気です。椎間板は骨と骨の間のクッションのような働きをしています。椎間板があるおかげで普通に腰をひねったり、伸ばしたり、曲げたりといった動作をスムーズに行うことができているのですが、この椎間板が飛び出してしまうことで脊髄を圧迫します。


そうすると痛みや麻痺がおこり、痛みによって震えがでたり食欲がなくなったりします。呼吸が荒くなったり、階段や運動を嫌がったりもします。悪化すると後ろ足が立たなくなったり、自分で排尿排便が難しくなったりします。こうなると普段の生活もとても難しくなります。


若いころから発症することもありますが、シニアになるとより椎間板ヘルニアになる可能性が高くなります。


椎間板ヘルニアの場合、足を引きずるような動作をすることがあり、それが後ずさりのように感じる場合があるかもしれません。椎間板ヘルニアの初期では痛みがあるので、運動を嫌がったりキャンと鳴いたりする程度かもしれませんが、悪化すると部分麻痺していまい、それがふらつきや足を引きずるといった症状になって表れます。


とくに後ろ足に症状がでますが、首にも椎間板ヘルニアをもっている場合は前足にも症状が出てきます。そのまま放っておくと重症になって完全麻痺してしまうのです。


愛犬の後ずさり行動がこの椎間板ヘルニアが原因となっているのかどうかをよく観察して、愛犬が上手に歩けなくなったように感じる、あるいは足を引きずっているかといったことをよく観察する必要があるでしょう。


もし歩き方が不自然だったり、ふらつきが見られたり、以前よりも運動をしなくなったりしていると感じるならば、病院で診察してもらうとよいでしょう。


胃腸が弱っている


後ずさりの原因として考えられるもう一つの病気は、胃腸の疾患です。胃腸疾患の場合、食べたものが上手に消化できない、吸収できないということで栄養不良を起こすこともあります。


原因としては、いつも食べているものと違うものを食べてしまったとか、食物アレルギーがあるといったことが考えられます。またストレスや寄生虫などが原因になっていることもあります。


他にも便秘で腹痛がある場合や脱水症状がおきているとき、消化しにくいものを食べたとか、運動不足や食物繊維の不足なども原因となることがあります。


いずれにしても、胃腸の機能が弱っていると衰弱してしまうことがあります。それでふらつきがあり、それが後ずさりに見えることがあるかもしれません。とはいえ、胃腸が弱っているゆえに衰弱し後ずさり行動がある場合には、同時に嘔吐や下痢または便秘などの症状も見られることでしょう。


それで愛犬の様子がちょっと変だなと思ったら、まずは便をチェックしてみましょう。便がゆるくなっていたり、血液が混じっていたり、または何日も便を出さないということがあるでしょうか?


腹痛ゆえに動かなくなったり、食欲が低下していたりすることもあります。とくに下痢と嘔吐の場合には注意が必要で、脱水状態になっていることがあります。このように胃腸が弱っていることで衰弱してしまい、放っておくならば重症化してしまう可能性もあります。


もしふらついているとか食欲が落ちている、便秘や下痢、嘔吐などが見られるといったことであれば、こちらも医師にできるだけ早く相談して、適切な治療をしてもらいましょう。


近年はほとんどの犬が室内で飼育されています。それによって人間の食べているものを犬に与える機会も多くなっています。しかし人間にとっては何ともないと思えても、犬にとっては健康を害するものもたくさんあります。愛犬の健康を考えるならば、人間の食べ物は与えないようにしましょう。


原因に合わせたサポートをしてあげよう



撫でられて幸せそうな犬

Milka_Z/shutterstock.com



愛犬の後ずさり行動が気になる時、何が原因になっているかは状況や犬の健康状態などをよく観察することでわかることも多いでしょう。


もし何かに恐がっていたり、ストレスを感じているゆえに後ずさりをしていたりするのであれば、安心させてあげたり、恐怖を感じている原因を取り除いてあげたりすることができるでしょう。


しかしもし病気が原因になっている可能性があるのならば、できるだけ早く病院にいって適切な治療が受けられるようにしてあげたいですね。


《MOFMO》

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