高速道路「渋滞ワーストランキング」変化 ネットワーク完成で急降下/急浮上の区間も | NewsCafe

高速道路「渋滞ワーストランキング」変化 ネットワーク完成で急降下/急浮上の区間も

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新名神高速。新四日市JCT~亀山西JCT間の開通で、並行する東名阪道の渋滞は大幅に改善された(画像:NEXCO中日本)。
国土交通省が取りまとめる全国の「渋滞ワーストランキング」、最新の2019年版は大きな変化が見られます。道路ネットワークの進展により、これまで常連だった区間が大幅に順位を下げた一方で、状況が急激に悪化している区間もあります。

「東名」目立つなか5位に急浮上の区間とは?

 国土交通省が2020年6月に、全国の高速道路および主要一般道の「渋滞ワーストランキング」2019年版(平成31年・令和元年版)を発表しました。NEXCO3社と本四高速の路線を対象とした高速道路のIC区間別・交通状況ランキングは次の通り。路線名と区間、渋滞損失時間(後述)の順に記載します。・1位:東名高速(上り)海老名JCT~横浜町田IC、171.5・2位:中央道(上り)調布IC~高井戸IC、167.0・3位:東名高速(上り)東名川崎IC~東京IC、116.6・4位:東名高速(下り)横浜町田IC~海老名JCT、110.6・5位:外環道(内回り):外環三郷西IC~草加IC、105.6・6位:東名高速(上り):御殿場IC~大井松田IC、105.2・7位:東名高速(下り):大井松田IC~御殿場IC、86.7・8位:近畿道(下り):摂津北IC~吹田JCT ・IC、83.2・9位:東名高速(下り):厚木IC~秦野中井IC、83.2・10位:東名高速(上り):秦野中井IC~厚木IC、80.9※渋滞損失時間は混雑により余計にかかる時間の目安で、単位は「万人・時間/年」。

 前年調査と比べると、ワースト3区間は順位の変動はあるものの変わらず、東名や中央道の東京に近い区間が目立つのも同様ですが、前年8位の東名阪道(上り)亀山JCT~鈴鹿IC間、9位の同(下り)四日市IC~鈴鹿IC間は、ワースト30圏外になりました。 これは、2019年3月に新名神の新四日市JCT~亀山西JCTが開通した影響です。ゴールデンウイークや年末年始のピーク時などに、昼夜問わずノロノロ渋滞が発生していた東名阪道は、並行する新名神の開通により、渋滞回数が約8割も減少したとの効果が報告されています。

渋滞がかなり悪化している外環道

 その一方で近年、大幅に渋滞が悪化しているのが、今回5位にランクインした外環道内回りの外環三郷西IC~草加IC間です。この区間、2017年版では172位でしたが、2018年版では11位に、そして今回、5位まで浮上しました。 8位の近畿道(下り)摂津北IC~吹田JCT・IC間も、同様にこの3年間で23位、10位、8位と変動していますが、外環道は内回りの草加IC~川口東IC間も21位(前年42位)、外回りの草加IC~外環三郷西IC間も28位(前年36位)にランクインするなど、急激に交通状況の悪化している様子が見て取れます。

 外環道は2018年6月に千葉区間(三郷南IC~高谷JCT)が開通して以降、外環道の内側に位置する首都高では交通量が減少したものの、既存の埼玉区間、とりわけ川口JCT~三郷JCT間で交通量が増加しました。同区間では、千葉区間開通後の3か月間と前年同期を比較して、渋滞回数が外回りで43回から289回、内回りでは34回から538回に激増しているのです。加えて外環道に並行する国道298号でも混雑が激しくなっています。 同様に、千葉県の京葉道路、東関東道および一般道の国道357号(湾岸道路)でも、外環道の千葉区間が開通して以降、交通量が増加しています。これを受けて2020年現在、埼玉県では首都高埼玉新都心線を東北道まで延伸させることや、千葉県でも湾岸地区における新たな高規格道路の計画など、それぞれ「東西を結ぶ軸」に対しての効果的な対策が検討されています。
《乗りものニュース》

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