復活するであろう「断れない飲み会」におけるサバイバル術 / 地獄のような飲み会を、飲まずにやり過ごす最強のテクニック | NewsCafe

復活するであろう「断れない飲み会」におけるサバイバル術 / 地獄のような飲み会を、飲まずにやり過ごす最強のテクニック

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復活するであろう「断れない飲み会」におけるサバイバル術 / 地獄のような飲み会を、飲まずにやり過ごす最強のテクニック

復活するであろう「断れない飲み会」におけるサバイバル術 / 地獄のような飲み会を、飲まずにやり過ごす最強のテクニック


緊急事態宣言が終了し、テレワークを終了する職場も出てきているようだ。これに伴(ともな)って復活するのは従来通りの勤務スタイルだけではない。社会人なら避けては通れない「断れない飲み会」もまた、遠からず復活するはずだ。


今日明日とは思わないが、時間の問題だろう。酒好きならともかく、酒が嫌いだったり、弱い人にとっては悪夢だと思う。そこで今回は、筆者が実践している避けられない飲み会における最強のサバイバル術を紹介したいと思う。超絶に酒に弱い筆者が10年以上活用し続けてきた、絶対に飲み会で酒を飲みたくない人向けにとっておきの方法だ。


・許容量を把握
言うまでも無いことだが、「飲めない」あるいは「飲みたくない」ことを述べて、ソフトドリンクで済ますことができるなら、そうするのがベストだ。しかし「断れない飲み会」というのは、往々にして基本的人権が剥奪される不条理な場。ご存じだろう。


これまで色々な場面で色々な立場の人と飲み会に参加してきたが、「酒は飲めてなんぼ」のような価値観を有する人や、「空気を壊さないために無理してでも飲むべき」みたいな人は、全世代に性別を問わず割といる印象。そうでないことが明らかになるまでは、目に映る全ての日本人がそうだと見なした方が早いと個人的には考えている。


これからお伝えするテクニックは、飲めないことも飲まないことも許されず、飲めることが正義で、しかも飲めない者にはパワハラ気味に強引に飲ませることがまかり通る様な、よくある地獄の飲み会で、筆者が実践しているサバイバル術である。幸運にもそういう飲み会と無縁な方には参考にならないものだ。


まずは最も重要な3つのことをお伝えしよう。


1.ある程度具体的に摂取可能なアルコール量を知る
2.「乾杯のビール」以降は、ウィスキーをロックで注文
3.ウィスキーの度数を声だかに主張


以上だ。これらをどう活用していくのか。なぜなのか。その辺りを、これら3つと共に使える細かいテクニックとあわせて詳しく書いていこう。


・アルコール量の把握
1については、きっと誰もが同意するところだろう。これはとても重要であり、全体の基盤になることなので、ある程度具体的に「アルコール量にして何mlくらい」という感じで把握しておかなければならない。「ビール〇本くらい」や、「焼酎〇杯くらい」というガバガバなのは駄目だ。


方法としては、まだ簡単な計算問題くらいはできる程度の思考力を保っていられるレベルの飲酒量を、自宅で測っておくのである。例えばアルコール度数が5度のビールを350ml飲んだ時点で思考が鈍り始めたら、あなたの限界摂取量は350 × 0.05で、17.5ml……といった感じだ。


なお、厳密に純アルコール量を算出する場合、アルコール比重の0.8をかけて、単位をグラムにしなければならない。これは純アルコール量の単位が通常はグラムで表示されるものだからだが、この場合そんなものは不要だ。飲みの席で摂取量を暗算するのだから、何ml かで把握しておけばそれでいい


あくまで理想は全く酒を飲まずに済ますこと。しかし、現実的にはポーズで少しばかり飲んで見せる必要が出たり、パワハラ的に飲ませられることもあるだろう。許容量を把握するのは、そういった事態が起きることを想定し、絶対にその限界を超えないようにするため知っておかなければならない。


さて、日本の飲み会において、最初の1杯はなぜかビールと相場が決まっている。そしてメーカーもアサヒ、サッポロ、キリンだ。「とりあえずビールで」と頼んで出てくるものは、ほぼ確実にこれらのメーカーのアルコール度数が5度のもの


大ジョッキが出てくることはまずなく、大体が200~300mlの小ジョッキか、もしかしたら350mlくらいの中ジョッキだろう。何にせよ、乾杯だけしておけばそれでいい。ちょっと口を付けるムーヴだけして放置すればOK。意外と突っ込まれないものだ。何なら早く飲み切った者にさりげなく渡して処理させればいい。


ちなみに筆者は、これまでの人生で「とりあえず生で」のビールを全部飲んだ事は一度もない。ビールは嫌いだし、ジョッキ1杯飲んだら潰れてしまうので。本記事は可能な限り飲まない前提だが、もし飲みたければ好きにすると良い。その場合はアルコール量を計算し、限界量から引いておこう。


もし乾杯直後に一気飲みさせられそうな空気を感じたら、フードメニューの注文を取り仕切ったり、取り皿などを皆に行き渡らせるなどの気配りに熱心なフリをするのがいいだろう。ただし、実際にそれらのタスクを完遂させてはいけない。自発的に役割を引き受けた上で完遂を遅らせ、しばらくは忙しい姿を演出しよう。遠からず別の生贄が選出され、そいつが犠牲になる。


・ウィスキーのロック
そして2である。これについては疑問に思う方も多いだろう。2杯目で自ら度数の高いウィスキーのロックなど、自殺行為では? そんな疑念を抱くかもしれない。気持ちはわかる。だが、これは人がそう感じることを利用したものなのだ。


銘柄にもよるが、ウィスキーはだいたい40度~45度くらい。計算しやすさ的に、40度と考えておけばいい。もしシングルかダブルかを聞かれたら、シングルと答えよう。量にして約30mlのウィスキーが、氷の入ったグラスに注がれて提供されるはず。


2杯目にしてウィスキーのロックを頼むべき理由は、周囲に「こいつは強い酒を飲んでいる」と印象付けるためである。開始からそう経ってもおらず、またハイボールなどではなく、いきなりウィスキーのロックを注文すると割と目立つ。むしろ大丈夫かと心配されることもあるレベル。


しかしこれらは全て計算の内。そもそも注文しただけであり、飲むとすら決まっていない。そして、例え全て飲まざるを得ない状況に陥ったとしても、実はアルコール量的にはたいしたことないのだ。計算してみてほしい。40度のウィスキーが30ml。30 × 0.4で、アルコール量は12ml。


そう、なんと40度のウィスキーのロック1杯に含まれるアルコール量はビール1杯より少ない。一気に飲んだりしない限り、ジョッキのビールを飲み干すよりもマシなのである。飲まざるを得ない状況におちいった時、手元にあるのがビールのジョッキかウィスキーのロックかの差は大きい。


ここで、ただのストレートを頼むのは駄目だ。飲み会で誰かに飲ませたがるバーバリアンたちは、氷の入っていない高い度数の酒を手にしていたら、ただちに一気飲みさせようとするからだ。なぜなのかは不明だが、筆者の経験上ガチである。きっと人は酸素が無いと死んでしまうのと同じように、氷の無い度数の高い酒を持った者には一気飲みさせないと死んでしまったりするのだろう。


・度数をアピール
話を戻そう。飲み会の場にいるあなたの他に、これらの企みに気づく者はいない。ここで間髪入れず3番目を実行しよう。スピード感が大事だ。なんなら、唐突なウィスキーのロックで周囲がザワついたタイミングに被せてもいい。「40度ありますからね」「ビールは5度だから、8倍ですよ」などと言って、度数をアピールしよう。


アルコールの摂取と共に、順調に機能が低下しつつある周囲の者の脳に残るのは「40度」「8倍」といったシンプルなワード。人は、アルコール摂取量が度数に比例すると誤認しがちなため、勝手に「あいつめっちゃ飲んでる」などと思い込む。手に持っている酒の度数が高いことを誇示するだけで、勝手に沢山飲んでいると勘違いしてくれるぞ。


何なら適当な誰かに「ちょっと飲んでみます?」とか言って一口くらい飲ませてもいい。調子のいい者であれば酒の強さにオーバーなリアクションをすることもあるだろう。それもまた、周囲のあなたに対する「めっちゃ飲んでる」感を加速させる。そして、多くの者は他人が飲んだことなど忘れ、あなたが飲んで酒が減ったのだと思い込み、飲んでいるイメージがより強固になる。


もはやこの時点で勝利は確定的だ。上手くやれていれば、誰もあなたに酒を飲むよう強いてこないからである。一気飲みの標的にされることもない。なぜなら、本質として人々が娯楽的に苦しめたくなるのは、集団の中でより弱き者だからだ。そして飲み会における弱き者とは、文字通り酒に弱そうな者や、飲んでなさそうな者である。


しかしこのプランを実行してきた場合、あなたには「いきなり40度の酒を頼む酒豪」だったり、「めっちゃ飲んでいる」イメージがついている。弱者とは程遠いため、狙っても面白くないのだ。しかも手元にあるのは酒の量自体が少ないウィスキーのロック。一気飲みさせても一瞬で終わりそうで、コールも盛り上がらないだろう。滅多に狙われない。


だが、運悪く狙われてしまう可能性はゼロではない。事故のようなものだ。その場合でも、よっぽど酒に弱くない限り、30mlのウィスキーを1杯飲んだところで致命傷にはならない。先に計算した通り、アルコール量はたったの12mlで、ビール350mlに含まれる量よりも少ないのだから。


だが2杯目、3杯目となれば話は別だ。そこでウィスキーであることが効果を発揮する。トイレに行くフリをして席を立ち、お店の人に、「実は飲めないので、以後頼むウィスキーのロックを全てウーロン茶にしてください」とお願いしておこう。ウィスキーとウーロン茶はパッと見ても区別などつかない。だいたいの飲み屋は察して頼みを聞いてくれるはずだ。


・10年の実績
冒頭で述べた通り筆者は相当に酒に弱く、ビールを1缶飲むことができないレベル。とはいえ、実は酒の味そのものは好きなので、グラス1杯程度は毎回望んで飲む。しかし、トータルでは常に2杯飲むか飲まないかというラインに抑えている。


それでいて何杯も飲んでいるという印象を周囲にばらまき、意思に反したり限界を超えるような飲み方を回避してこれた。なんだかんだで10年以上も上手くやっている


さて、これから先、断れない飲み会をどうにかやりくりしなければならない皆さん。特に酒に弱い方。多少の機を読む力や勢い、そして演出力などは求められると思うが、試してみてほしい。え、もし失敗したら? それは力不足だったということで。


執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.


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