「ユーチューバー」などで成功した若者 日本の社会保障に「タダ乗り」したい幻想 | NewsCafe

「ユーチューバー」などで成功した若者 日本の社会保障に「タダ乗り」したい幻想

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「ユーチューバー」などで成功した若者 日本の社会保障に「タダ乗り」したい幻想

最近、とあるユーチューバー兼ブロガーに注目しています


新作動画がアップされるたびに、視聴しています。


注目している理由は、稼いでいる金額がハンパないからです。


しかも、その稼ぐ手法や金額の裏付け資料などを、ほぼ全公開していて、話の内容にウソがないことが誰にでもわかるような発信をしています。



ユーチューバー

まだ20歳代と若く、ツイッターのフォロワーやユーチューブチャンネル登録者数も万人単位という状態です。


運営するユーチューブチャンネルでは稼ぐ手法にとどまらず、生き方やライフスタイルまで語っています。


聞き捨てならない発言とは?


参考になる情報も多く、基本的には良い印象を持ちながら、この若き情報発信者を見ていたのですが、最近、注目発言がありました。


発言要旨をまとめると、以下の内容になります。


大部分の収入はネットで稼いでおり、日本に定住する意志はない。

実際に、多くの時間をアジア各地で過ごしていて、「ノマド生活」というライフスタイルが身についている。


ただ、高齢になって頻繁に病院に通うような日が来たときには、再度、日本に拠点を移したい。医療は日本で受けたい


日本はすでにオワコン(終わったコンテンツ、という意味)だ、と発言しつつ、半分は日本を捨てたような生活。


しかし、稼げているのは日本人のフォロワーやファンがいるおかげ。


それでいて、高齢になれば日本の社会保障をアテにしたい。



という、何とも身勝手な言い分。



憧れのノマド生活

まさに亡国の発想


こういう考え方の人は、今回取り上げたユーチューバーに限りません。


ネットビジネスで成功して、「中途半端に日本を捨てたフリをしている人たち」も同じような発言をしています。


要するに、現役の期間は日本に税金や社会保険料を納付することなく、高齢になってからは大いに利用してやるぞ、ということです。


社会保障のイイトコ取りに他なりません。


とりあげたユーチューバーは、先輩成功者の影響を受けただけなのかもしれません。


今後は多数のフォロワーやファンが、このユーチューバーに感化されていくに違いありません


日本がオワコンでも、自分たちは安泰という幻想


負担は上手に回避して、手厚い給付だけを享受する。


こういう人が増えていけば、すでに経済では衰弱する一方の日本がホントにオワコンになってしまう日も遠くないと思うのです。


いまさら、彼らに「日本のために」とか「日本人のために」といったマインドを求めるのはムリがあるのは承知しています。


しかし、日本がオワコンになって、彼らが無傷でいられるわけもないのです。


ネットで大金を稼ぐノマド的生活者は、居住要件を回避するなどして日本に税金や社会保険料をおさめることはありません。


しかし、彼らは、拠点とするあちら・こちらの国々の現地語で・現地の住民を相手に、ビジネスが出来るわけではないわけです。


彼らのビジネスとしてのターゲットは結局のところ日本人であるわけです。


日本全体がホントに「オワコン」となって、購買力を失くしてしまえば、彼らも「お客」や「マーケット」を失うことになるわけです。


ノマド的生活をおくる外見ほどには、「自由」を獲得出来ているわけではないわけです。(執筆者:金子 幸嗣)

《マネーの達人》

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