熊本地震から3年、再建の中で生じる問題も 夏野剛氏「正しい復興とは何か、冷静な議論を」 | NewsCafe

熊本地震から3年、再建の中で生じる問題も 夏野剛氏「正しい復興とは何か、冷静な議論を」

社会 AbemaTIMES/社会
熊本地震から3年、再建の中で生じる問題も 夏野剛氏「正しい復興とは何か、冷静な議論を」

 273人の犠牲者を出した熊本地震から14日で3年が経った。熊本県庁では約350人が参列した追悼式が行われ、遺族代表として増田敬典さんが「悲しみは尽きないが、亡き妻のためにも微力ながら復興の力になりたい」と述べた。


 多くの家屋や道路などに大きな被害をもたらした震度7の地震。石垣などが崩壊した熊本城の修復は今も続いているが、この3年で熊本はどう変わったのだろうか。

 震災直後の生活の再建から街の再建へと軸足が移ったことにより、新たな問題も浮き彫りになっている。震度7の揺れに2度も見舞われた益城町で食料品や衣類などを売っていた岡本商店は全壊。今は仮設団地内での営業や自動車による移動販売を続けながら、店の再建を願っている。


 しかし店主の矢野好治さんによると、「地域に密着したお店だったので、元あったお店に再建できればそれが一番いい。ただそれはもう難しい段階」という。岡本商店が面していた2車線の県道では、防災面などから4車線に拡張する計画が進められており、立ち退きを余儀なくされた。「更地になって、さあ建てようといった時に建築制限がかかってしまった。この場所には建物は建てられませんよというのを行政から言われた」。

被災地で注目が集まるのは、悲惨な現状や今も続く厳しい生活ばかり。震災を出会いの場と捉え、前を向く人たちもいる。南阿蘇で40代以下の若い事業者たちが手を組んだ株式会社Reasoでは、地元の自然を売りにした企画に力を入れている。

 取締役の増田一正さんは「色々なプランを作り上げていって、色々な繋がりの事業者を増やしていって、それをお客様に、全世界、全国に向けて発信させてもらって、どんどん南阿蘇に来てもらえたらなと思っている」と話す。「語弊があるかもしれないが、地震のおかげで色々な人とも出会いがあった。色々な人の繋がりもできた。そういった形でなっているので、今からは上っていくばかり」。同じく取締役の久保尭之さんも「『つなぐ・つながる南阿蘇テーマパーク構想』といって、南阿蘇全体でお客さんを増やしていくという構想をやっている」と語っていた。

 夏野氏は「あえて言うが、元の形に直すこと、元あった場所に家を建てることが正しい復興なのか、ということはぜひ考えてほしい。これから人口が減少する中、東北でいえば再び津波が来るかもしれないというところにもう一度家を建てるべきなのか。もちろん大変な被害に遭った方々に対して被害に遭わなかった国民が最大限の支援を行うべきだが、だからといって元にいたところに戻すことを最優先にするのではなく、本当の意味で未来に残す最高の方法は何か、冷静に考えないといけない」と話すと、カンニング竹山は「熊本の観光客が減っているイメージはあるが、くまモンの活躍もあって、外国からはたくさんの人が遊びにきている。むしろ日本人の方が気を使ったり、怖いと感じたりしている。冷静に一個一個を見ていかないといけない」とコメントしていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


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