発生時刻、現場で冥福祈る=橋崩落で犠牲学生の遺族―熊本地震本震3年・南阿蘇 | NewsCafe

発生時刻、現場で冥福祈る=橋崩落で犠牲学生の遺族―熊本地震本震3年・南阿蘇

社会 時事通信社/NEW_SOC/SOCIETY
 熊本地震の本震で崩落した阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)付近で土砂崩れに巻き込まれ亡くなった熊本学園大4年大和晃さん=当時(22)=の遺族が、16日未明に現場を訪れ、本震発生時刻に合わせ晃さんの冥福を祈った。
 昼間であれば、谷底と架け替え工事が進む阿蘇大橋の様子が見渡せる場所。崩落した以前の橋付近の道路脇には、アスファルトの破片を数十センチの高さに積んだ「祭壇」が設けられている。
 父卓也さん(60)と母忍さん(51)、兄翔吾さん(26)ら4人は、祭壇に花と晃さんが好きだったスナック菓子や炭酸飲料を供え、線香に火を付けた。本震発生時刻の午前1時25分、谷底の方を向いて両手を前で組み、しばし無言で冥福を祈った。
 卓也さんは「寒かったろうね、寂しかったろうねと声を掛けた。ここから見える景色は変わるだろうが、自分たちにとって晃という存在はずっと変わらない」と静かに話した。
 晃さんは、車で阿蘇市の自宅へ向かう途中で行方不明になった。捜索は翌月打ち切られたものの、両親は独力で捜索を続行。谷底に埋もれた車を発見し、本震約4カ月後に遺体が収容された。 
《時事通信社》

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