シェア奪取の「戦略機」=ドル箱路線に投入―ANA | NewsCafe

シェア奪取の「戦略機」=ドル箱路線に投入―ANA

社会 時事通信社/NEW_POLECOINT/ECONOMY
 成田空港に到着したエアバスの超大型旅客機A380。日本航空がシェア3割を握り、「牙城」としているドル箱のハワイ・ホノルル線で、全日本空輸(ANA)はシェアを奪い取る「戦略機」と位置付けている。
 ANAは、A380が初飛行した2007年から導入を計画していた。しかし翌08年のリーマン・ショックでいったん頓挫。15年に破綻したスカイマークの再建を支援するに当たり、同社が導入する予定だったA380を引き取ることになり、急きょ計画が復活した。
 現在の航空業界は、格安航空会社(LCC)の台頭を背景に、中型・小型機による多頻度運航が主流となっている。これに抗する形で、運航コストが高く、空席が出やすい超大型機の活用を模索してたどり着いたのが、大量輸送が見込めるホノルル線だった。
 ところが、エアバスは今年2月、受注低迷を受け、A380の生産を21年に終了すると発表した。運航機数が増えなければ、部品や整備のコストは上昇する。一方で、羽田空港の発着枠拡大もあり、ホノルル線は今後一段の競争激化が予想される。
 導入するA380はハワイにちなみ、機体にウミガメをデザインしている。ANAホールディングスの片野坂真哉社長は「日本でカメは幸運を呼ぶ生き物と言われている」と語ったが、ANAに幸運をもたらすかどうか、前途は多難だ。 
《時事通信社》

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