【ニューヨーク時事】20日午前のニューヨーク株式相場は、アップルの業績不安や小売り大手のさえない決算を嫌気して大幅続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は、前日終値比で一時600ドル近く下げた。 午前10時半現在は495.45ドル安の2万4521.99ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は129.95ポイント安の6898.53。 アップルがスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデルについて、需要低迷を理由に生産の発注を減らしたとの報道を受け、同社株が前日に続き売り込まれた。他のハイテク株にも売りが波及した。 また、小売り大手ターゲットが朝方発表した決算が市場予想より悪い内容だったことで、間近に控える年末商戦への警戒感から、小売株が軒並み下落。貿易問題をめぐる米中対立への懸念もくすぶり、相場の重しとなった。