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【木暮祐一のモバイルウォッチ】第97回 子どもの急病時に役立つアプリ

 夏休みシーズンの真っただ中、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にお勧めしておきたいアプリをご紹介。

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起動画面で年齢と性別を入力する
  • 起動画面で年齢と性別を入力する
  • 症状を選択していくと、その症状から病気やケガの緊急度を判定。緊急度が高ければ「119番」発信できる(大阪府内限定)
  • 症状選択で緊急度が「中」の場合は電話相談に発信できる(大阪府内限定)。付近の病院検索にも対応
 このアプリの発案者は大阪大学医学部付属病院高度救命救急センター医師の片山祐介先生。医療従事者側の病気に対する知見にとどまらず、大阪市消防局救急部救急課とタッグを組むことで、病院検索などの付加価値も備えられた。またこのアプリはモバイルコンテンツ分野の業界団体である一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラムが主催する「モバイルプロジェクト・アワード2016」において「MCF社会貢献賞」を受賞している。

 法的には医師の立ち合い無しで病気の「診断」をすることはできないのだが、このアプリを使えば症状からある程度の「緊急度の判断」が可能になる。小さなお子さんが、これまでに見たこともない急性の症状を呈したりすると、親御さんはあたふたしてしまうもの。そんなときに、このアプリは心強いお守りとなるはず。

 逆に重篤な症状だと思って救急車を呼んでみたものの、じつはそれほど症状は重くなかったというようなケースも少なくない。大都市圏では救急車不足が問題となっているなかで、緊急性の低い119番通報を減らし本当に緊急性が高い人に救急車を回すためにも、こうしたアプリは役立っていくはずだ。119番発信や電話相談、病院検索機能は大阪府での利用に限定されているが、ぜひ他の地域にも同様の広がりが出ることを期待したいものだ。

 病気やケガはいつ起こるかわからない。いざという時に慌ててしまって、インターネット等で検索するまでもなく119番通報してしまいがち。万が一の備えとしてこのアプリをあらかじめインストールしておけば、ほんの一呼吸おいて冷静に対処を考えられるかもしれない。
《木暮祐一》

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