【乗りもの豆知識】首都圏の鉄道会社、こんなに多くなかった可能性も? 「営団」の歴史的背景を探る | NewsCafe

【乗りもの豆知識】首都圏の鉄道会社、こんなに多くなかった可能性も? 「営団」の歴史的背景を探る

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2012年に登場した東京メトロ銀座線1000系電車のデザインは、東京地下鉄道の1000形電車がモチーフとされている(写真出典:photolibrary)。
各社が林立して成り立つ首都圏の鉄道システムですが、そうなる分岐点は戦時中、「営団地下鉄」が設立された時点にさかのぼるようです。その成り立ちを探ってみました。

■行政による一元管理組織が「営団」

 1941(昭和16)年に設立された「営団地下鉄」(現在の東京メトロ)。その成り立ちを振り返ると、首都圏の鉄道のあり方が、現在とは全く違ったものになっていた可能性があることがわかります。

 大東文化大学の今城光英副学長によると、経済の国家統制が進んだ戦時中には、食糧の配給を担う「食糧営団」、住宅供給を行う「住宅営団」が設立されるなど、行政が物資などを一元管理するために、「営団」と名前が付く組織を作っていました。

「帝都高速度交通営団」、すなわち営団地下鉄の設立には、1938(昭和13)年に施行された「陸上交通事業調整法」が関係しています。同法は「陸上交通の健全な発達」を目的に、鉄道会社や軌道会社、バス会社の統制(合併)を行うという内容でした。
《乗りものニュース》

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