これからどうする?震災で変わった人生観 | NewsCafe

これからどうする?震災で変わった人生観

社会 ニュース
ワイドショーなどでも取り上げられていますが、東日本大震災後に離婚や結婚する方が増えたというニュース。
実際に私のところにキャリア相談する方も震災後、増えており、その相談の内容にも微妙な変化が見られます。

先々の不安よりも、今、どう生きるかということに考え方がシフトしていると私は感じています。
当たり前かも知れませんが、自分の想像を超える出来事を目の前にしたときに、先々のことを考える余裕など誰の中にもなくなります。
5年後の自分よりも、今の自分の生活、人生に集中せざるを得ません。

しかし、それは悪いことではないと私自身は感じています。
キャリアや人生とは、今の自分の積み重ねで成り立つものです。
先々の幸せのために今、努力するのではなく、今の日常を積み重ねること自体が幸せであり大切だということに気づくことなのだと思います。
すなわち今ある命をどう生きるのか?ということにつながると考えます。

人生観とは死生観にも通じるところがあり、明日、死ぬかも知れないという状況に直面したからこそ、今をどう生きるのかを考えるきっかけになったのだとキャリアの視点からは解釈しています。

朝、いつも通り日が昇り、目覚めることができ、生きていることを知る。ただそれだけがどれだけ意味があり幸せであるかを感じられる。
だからこそ、「今」「ここ」に存在することを大事にでき、誰と一緒にいたいのか、どう生きるのかを改めて考える方が増えているのではないかと私自身は感じています。

[ライター 齋藤めぐみ/コンサルタント・キャリアカウンセラーとして企業、個人のクライアントへのコンサルティングを行う。ccE,Inc 認定 GCDF キャリアカウンセラー。詳細はオフィシャルサイトまで(http://www.megumi-saitou.jp/ )(PC専用)]
《NewsCafeコラム》
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