史上最高のバルセロナ | NewsCafe

史上最高のバルセロナ

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欧州CL準決勝で今大会躍進を続けていたシャルケがマンチェスター・ユナイテッドに敗れたとき「レベルが違う」と率直に感じた。そして5月29日に行われた決勝戦。今度はさらにレベルの違う相手にマンチェスター・ユナイテッドが完敗した。

2 年前の決勝と同カードとなった今回の対戦。名将アレックス・ファーガソンが0-2で敗れた前回の失敗をくり返すとは考えにくいと言うのが戦前の予想であった。しかしバルセロナの攻撃陣はマンUのディフェンス陣を崩壊させた。終わってみれば3-1。点差以上に圧倒的な実力をバルセロナが世界中に見せつける内容だった。

00年代に入ってからこれで3回目のチャンピオンズリーグ制覇。バルセロナは何故ここまで強いのか?当然各ポジションに世界トップクラスの選手を揃えていることも大きな要因だが、一番はトップチームも下部組織も同じサッカーを徹底しているところにある。

バルセロナにはカンテラという下部組織が存在する。現在のトップチームではメッシ、シャビ、イニエスタ、ピケ、ペドロなどがこのカンテラの出身だ。小さい頃から同じサッカー教育を受けていれば誰と組んでもやるべきことはわかっている。クラブのコンセンプトは「攻撃的でスペクタクルなフットボール」。バルセロナは誰が出てもそれが実践できるチームなのだ。

試合後敵将のファーガソン監督は完敗を認め、記者からの「ここ25年で史上最高のチームか?」の質問にそれを認める発言をしている。つまり1988年から1996年にかけて世界中を虜にしたヨハン・クライフ指揮の"ドリームチーム"を超えた評価になる。

バルセロナの選手を多く抱えスタイルも同じスペイン代表も昨年のワールドカップで優勝していることから、この「スペクタクルなフットボール」が世界一であることが改めて証明された夜となった。来シーズンはどのチームも打倒バルセロナで様々な戦術を駆使してくるだろう。それこそモウリーニョ監督がどんな手を使ってくるかは興味深い。

最後にリオネル・メッシについて。現在の活躍から「マラドーナ・ペレを超えた」など伝説的選手と彼を比較する動きが多く見られるが、それはメッシに対してもマラドーナやペレにも失礼だ。彼らは彼らの時代で名声を得た。同じ時代でプレーしていない選手を比較するのはナンセンスだと思う。1つだけ言えることはリオネル・メッシという選手をリアルタイムで見れる時代に生まれたことはとてつもない幸運ということだけだ。
《NewsCafeコラム》
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