新成人たちのモラルの低下…「七五三現象」とは!? | NewsCafe

新成人たちのモラルの低下…「七五三現象」とは!?

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2011年1月10日の成人の日に、全国各地で「成人式」が行われた。成人式とは、各地方公共団体などが年度内に成人に達する人々を招き、激励・祝福するイベント。しかし、祝福すべき行事ながら参加する新成人たちの"モラルの低下"が例年問題となっている。

会場では久し振りに会った友人との私語に熱中する余り、式辞・講演に関心を示さず式典が騒がしくなる。その結果、本来一人前の大人としての決意をすべき場である成人式が、かえって若者のモラル低下を露見させる場となってしまっているようだ。このような現象のことを成人式での「七五三現象」と言う。

記憶に残るのは、1999年に宮城県仙台市で行われた成人式。エジプト考古学者・吉村作治氏の講演の際、新成人のマナーのあまりの低劣さに「これは新生児の祝いだ。新成人ではない。二度と成人式で講演しない」と激怒した事件がある。
2001年、香川県高松市では新成人男性5人が市長に向かってクラッカーを打つ"クラッカー騒動"。また、高知県高知市では、一部の新成人が知事に対して「帰れ、帰れ」コールを発する事件が全国でも報道された。
2006年の岩手県盛岡市では新成人数人が暴れ、当時の岩手県議会議員ザ・グレート・サスケ氏と揉み合いになる事件が起こった。
さらに、2010年の秋田市では、新成人の一部がステージ上に上がり、奇声をあげながら走りまわるなどして式の進行を妨害。市長は警察に被害届を提出、騒動を起こした新成人たちは市長に謝罪に訪れたが被害届が取り下げられることはなく逮捕された。「目立ちたかった」と動機を語っている。

既存の成人式の趣旨は、現代の若者にはそぐわなくなりつつある。しかし、成人式が久しぶりに交友を深める機会としての役割だったり、子どもが成人した姿を祝ってあげたいという親の気持ちもあることは確か。成人を迎える人たちが、率先して自分たちの成人式を創っていくことが、大人としての決意の第一歩ではないだろうか……。
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